米国のフィットネストラッカー企業Whoop社は、最新モデル「Whoop 5.0」を発表し、これまでプロアスリートやエリート層向けに限定していた高度な回復最適化機能を一般ユーザーにも提供開始した。

Whoop 5.0の最大の特徴は、筋肉の回復状態をリアルタイムで測定する「マッスルリカバリースコア」機能だ。この機能は、心拍変動、血中酸素濃度、皮膚温度、睡眠データを統合的に分析し、各筋群の回復度を0-100%のスコアで表示する。これにより、トレーニングの最適なタイミングや強度を科学的に判断できるようになる。

さらに、AIコーチング機能が大幅に強化され、ユーザーの目標(筋力向上、持久力向上、体重管理など)に応じてパーソナライズされたトレーニングプランと栄養アドバイスを自動生成する。

Whoop社のプロダクト責任者は「これまでプロアスリートだけが享受できた科学的なトレーニング最適化を、一般のフィットネス愛好家にも届けたい」と語る。日本でも11月1日からサブスクリプションサービスが開始され、月額4,980円(デバイス代込み)で利用可能となる。