腸内マイクロバイオーム解析とAI栄養アドバイスを組み合わせたパーソナライズド栄養アプリ「GutFlow」が、日本市場に本格参入する。同サービスは、ユーザーの腸内細菌叢を解析し、個人に最適化された食事プランを提供することで、健康増進と病気予防をサポートする。
GutFlowの仕組みは、まずユーザーが自宅で簡単に採取できる便サンプルを郵送し、最先端のメタゲノム解析技術により腸内フローラの構成を詳細に分析する。その後、AIアルゴリズムが約1000種類の腸内細菌の割合を評価し、ユーザーの代謝特性、栄養吸収能力、免疫機能、メンタルヘルス傾向などを推定する。
GutFlow Japanの代表取締役、佐藤健太郎氏は「腸内フローラは『第二の脳』と呼ばれるほど、心身の健康に大きな影響を与える。同じ食事でも、腸内細菌の構成によって吸収される栄養素や代謝産物が異なるため、一人ひとりに最適な食事は異なる。GutFlowは、科学的根拠に基づいた真のパーソナライズド栄養を実現する」と語った。
アプリは、腸内フローラの分析結果に基づき、ユーザーに最適な食材、調理法、食事のタイミングを提案する。例えば、短鎖脂肪酸を産生する有益菌が少ないユーザーには、発酵食品や食物繊維を多く含む食事を推奨し、逆に特定の菌が過剰な場合には、その菌の増殖を抑える食材を提案する。
さらに、GutFlowは継続的なモニタリングも提供する。3ヶ月ごとに腸内フローラを再解析し、食事改善による変化を可視化することで、ユーザーのモチベーション維持をサポートする。実際に、3ヶ月間のプログラムを完了したユーザーの87%が、体重減少、便通改善、肌質向上などのポジティブな変化を報告している。
サービスの料金は、初回解析キット(解析費用含む)が19,800円、その後の定期解析(3ヶ月ごと)が各14,800円。アプリの利用は無料で、iOS・Android両対応となっている。